2008年07月30日

病院探しのきっかけ

半年くらい前から
トイレの後に肛門がでっぱって
押し込まないと戻らなくなりました。

スポーツクラブで自転車漕ぎすぎて
肛門がはれたりしたことはあったんですが、
痛んだこともなく、
痔もちとしての自覚は
どちらかというと薄かったんですが、
これはいよいよ病院へ行かないとダメなのかな
と思い始めました。

やっぱり「肛門科」だよね。

ちょっと恥ずかしい。

どんな格好させられるんだろう。
とか考えるとやはり抵抗があります。

痛くて痛くてどうしようもない!
という状況であれば
迷わず救いを求めるんでしょうが、
痛みはありません。

過去にも
ちょっとした切れ痔っぽい状況になったことはありましたが、
多少痛くても肛門科に足が向かなかったのは
「恥ずかしい」というのが勝っていたから
だと思います。

まあ、放っておいてもよくなる訳じゃなし。
とりあえずネットで情報を探し始めました。

同じころ知人が直腸がんになった話を聞いたことも
背中を押してくれました。
posted by だいじろう at 18:14| Comment(0) | TrackBack(0) | 痔の日帰り手術体験記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

岩垂純一診療所との出会い

とりあえず、Googleで
「脱肛」「肛門科」「直腸がん」とかで検索。

12年ほど前に知人が痔の手術で横浜の松島病院に入院し、
お見舞いに行ったことがあったのですが、

その時に
「なんでわざわざ横浜の病院に入院したんですか?」
という質問をしたら、

「肛門はデリケートな場所だから件数を経験している専門病院
じゃないと安心できない。」
と言われたのを覚えていました。


そんなこともあったので、
どうせ掛かるなら経験値の高い医師もしくは病院が良いな
と思いながら検索していました。

「直腸がん」という単語も気になっていたので、
この周辺の情報も仕入れました。

その過程で
直腸がんは東京都立駒込病院が評価が高い
ということも知りました。


「脱肛」の検索で

「脱肛根本術の手術入院体験記」
 http://w-21.net/dron/piles/link01.htm

を見つけて、
東京では社会保険中央総合病院が有名で、
大腸肛門病センター長の岩垂先生が
数を手掛けているということを知りました。

さらに「岩垂純一」で検索を進めたところ、

岩垂先生は既に社会保険中央総合病院を退職し、
2006年6月に「岩垂純一診療所」を開設した
という情報を発見し、
岩垂純一診療所のHPにたどり着きました。


ここの「ご挨拶」にしびれました。

-----------------------------------
ご挨拶 (岩垂純一診療所HPより)

2006年3月末日をもって30年近くを過ごした社会保険中央総合病院
大腸肛門病センターを辞し、6月2日より私個人の肛門科診療所を
東京銀座に開設し、はや3年目を迎えました。

総合病院の中の一診療科としての肛門の診察と治療には自ずから
制約や限界があり、このようにしたい、あのようにしたいといった
肛門診療に対する夢があってもなかなかに実現することは困難でした。

今回、自身の理想を実現化しえるチャンスを得まして、試行錯誤の後、
ある程度、自分でも納得のできる肛門診療体制が実現できたと考えて
おります。

良い器ができた現在、内容の充実を目指し、当診療所を訪れた皆様方
に喜んでいただける医療を提供できるようよう努力している毎日です。

今後とも皆様のご指導とご支援の程をお願いいたします。

平成20年6月2日
岩垂 純一
------------------------------------

HPを見ると東京都立駒込病院も連携病院になっています。

これも気になる点を満たす情報でした。

どうせならこういう病院に掛かってみたいと思い、
思い切って電話して予約を入れました。

電話の受け答えも丁寧で良い感じでした。
posted by だいじろう at 18:25| Comment(0) | TrackBack(0) | 痔の日帰り手術体験記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

病院探しのきっかけ

半年くらい前から
トイレの後に肛門がでっぱって
押し込まないと戻らなくなりました。

スポーツクラブで自転車漕ぎすぎて
肛門がはれたりしたことはあったんですが、
痛んだこともなく、
痔もちとしての自覚は
どちらかというと薄かったんですが、
これはいよいよ病院へ行かないとダメなのかな
と思い始めました。

やっぱり「肛門科」だよね。

ちょっと恥ずかしい。

どんな格好させられるんだろう。
とか考えるとやはり抵抗があります。

痛くて痛くてどうしようもない!
という状況であれば
迷わず救いを求めるんでしょうが、
痛みはありません。

過去にも
ちょっとした切れ痔っぽい状況になったことはありましたが、
多少痛くても肛門科に足が向かなかったのは
「恥ずかしい」というのが勝っていたから
だと思います。

まあ、放っておいてもよくなる訳じゃなし。
とりあえずネットで情報を探し始めました。

同じころ知人が直腸がんになった話を聞いたことも
背中を押してくれました。
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2008年08月02日

初診(はじめての肛門科)

岩垂純一診療所に行ってきました。

銀座の風月堂の古いビルですが、
診療所の中はシックで落ち着いた内装で、
待合室は音楽が流れていて
ホテルのラウンジのようです。

事前にHPで写真は見ていましたが、
想像以上にいい感じでした。

受付の方も笑顔で迎えてくださり、
緊張せずに済みました。


土曜日の午後の予約だったのですが、
他に数名待合室に患者さんがいらっしゃいます。

専門病院であれば
他の患者さんも同じような状況(病気)な訳ですので、
恥ずかしいということはありません。

むしろ同じ悩みを持つものとして共感できる感じです。


初診なので、病状などを問診表に記入して提出します。

待合室の雰囲気が良いこともあり
落ち着いて診察を待つことができました。



しばらくすると名前を呼ばれて診察室へ。

さて、
どんな格好をさせられるものやら。
と思っていると

バスタオルをかざしながら
「ベットに膝立ちになって、
ズボンとパンツを膝上まで下ろしてください。」
と言われました。

「では、そのまま横になって。」

ということで、

膝上まで下着を下げてはいますが、
ベットに横向きになって膝を曲げて寝ている恰好で、
腰部分にバスタオルを掛けて頂いている状態で
待機状態となりました。

なるほど、ずいぶん気を使ってくれている。

というか
患者の「恥ずかしい」と思う気持ちに
配慮したサービスになっていると
感じました。


その状態でちょっと待っていると、
岩垂先生の登場です。

「いつぐらいからの症状ですか?」と聞かれ
「半年ぐらいなんですが。。。」と答えながら触診へ。

「こりゃ立派だな。半年どころじゃないでしょう。」

「・・・・」

「ちょっと器具入れますからね。痛くないですか?」

「はい。大丈夫です。」

「はーい。じゃあ後で説明しますね。」

ということで診察終了。



次は説明してへ移って岩垂先生の説明を受けます。


着席すると、
パソコンの画面上にビデオクリップが開かれていました。

先ほど「ちょっと器具を入れますからね。」
と言って処置していたのはカメラだったようで、
ビデオ映像がパソコン上で表示されました。

自分の「痔核」というのを初めて見ました。

カーソルで映像を動かせるので、
中から外に向けて移動ししつつ
「これが左側の大きいやつね。」
みたいな感じで説明を受けました。

見せられると納得せざるをえません。
たしかに色の良くないやつがありました。


画面の肛門型の図のところに絵を描いて説明してくれます。


「これは、やっぱり年季いってると思うよ。」

「ほら見て分かるように4ヶ所あるでしょ。
 特にこの左のやつが大きいね。」

「大脱肛というレベルだから手術した方が良いね。
 放っておくと年を経るごとに悪くなるだけで、
 戻ることはないからね。」

「一度、処置してしまえば再発することもないし。
 もちろん生活習慣を変えないと
 新しいのができちゃうことはあるけどね。」

「どうしますか?」


「・・・お願いします。」


「費用は、普通で30万円くらいなんだけど、
 あなたの場合はだいぶ酷いので50万円かな。
 それでも入院して手術するよりは良いと思いますよ。」

「都合悪くなれば連絡してもらえれば大丈夫です。
 それでは手術するということで、
 感染予防のための血液検査と心電図を受けて、
 その後、手術当日の説明を受けて帰って下さい。」


といことで手術を受けることになりました。


回復室で採血して心電図を取り、手術の説明を受けました。


もう次は手術当日に来るだけらしいです。

「手術前の食事制限は特にないので、
 当日朝に下剤の座薬を入れて排便して、
 朝食は摂らずに来て下さい。
 診療所内の手術室で手術を行います。
 日帰りですので特にその他の準備は要りません。」

とのことです。


会計で、
初診料5,000円と検査料10,000円の15,000円
を支払って診療所を後にしました。


「一気に手術まで決まっちゃったなぁー。」

「結構、金掛かるけどどうしようかなぁ。」

などと思いながらも、
病状がハッキリしたので
少しすっきりした気分でもありました。

「大脱肛」と言われたのにはちょっと驚きましたが、
逆に「大脱肛」とまで言われると腹が据わります。


「とりあえず前向きに考えよう!」
と決めて仕事に戻りました。
posted by だいじろう at 18:37| Comment(0) | TrackBack(0) | 痔の日帰り手術体験記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年08月03日

決心しました!!!

「大脱肛」と言われて
手術はしょうがないなと思いながらも、
50万円は結構痛いなぁと思っていました。

ネットで検索してみると、
保険治療であれば当然もっと安いですし、
自由診療でもいろいろあるんだなという感じでした。


結局、
これも一つの「ご縁」ということで
岩垂先生にお世話になろうと決めました。


少々理屈っぽいので、こんなこと考えて納得しました。

1)どうせ手術するなら経験数の多い医師に執刀してもらいたい。
  手術費には岩垂先生に執刀してもらう指名料が含まれている。

2)患者思いの技術に取り組んでいる。
  岩垂先生が、件数を抑えて丁寧に処置することで患者に負担の
  少ない結紮切除半閉鎖術という手法を実現している。
  手術費にはこの技術料が含まれている。

3)痛い思いをなるべくしたくない。
  岩垂先生が日帰り手術を患者の負担とリスクを軽減しながら
  実現するために採用した結紮切除半閉鎖術という手法は痛みも
  少なそう。

4)仕事への影響を最小限に抑えたい。
  単に日帰り手術というだけでなく、結紮切除半閉鎖術は回復も
  早そうなので仕事への支障が少なそう。

5)あまり知られたくない。
  入院せずに済んで復帰も早そうなので、秘密裏に処置できそう。
  (こんなブログ書いてちゃバレバレですが。)

6)良い環境で手術してもらいたい。
  麻酔処置、材料、薬、施設環境等、質の高い治療環境を用意
  するために実際に掛かっているコストも高そう。
  当然のことながらこれらのコストも手術費には含まれている。

こう考えると安い気がします。(笑)
posted by だいじろう at 18:42| Comment(0) | TrackBack(0) | 痔の日帰り手術体験記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年08月29日

痔の日帰り手術当日(金曜日:手術) あっという間でした。

いよいよ手術当日です。

朝起きて、もらっていた座薬を2つ入れて排便しました。

後で聞いたところ下剤ということではなく、
手術に邪魔にならない様に
直腸にある便を出すのが目的らしいです。

「なんか、出切った感じがしないけど大丈夫ですか?」
と聞いたんですが、
心配しなくていいいとのこと。

そういえば、
以前に下剤を使った時ほどしんどい感じではありませんでした。

15分待つのが少し大変というくらいです。


朝の9時40分に来院してください、
ということで銀座に向かいます。

早く着きすぎたので、
少し銀座の街を歩いてから向かいました。

やはりちょっと緊張しています。


時間通り9時40分に診療所に入ると、
既に何人か待合室に。

既に手術室に入っている患者さんがいるようで、
その付添いの人のようです。

ちなみに私は1人です。

ちょっと奮発すればタクシーで帰れる場所なので、
大丈夫かなと思って付き添いは頼みませんでした。

少し待っていると、更衣室に案内されます。

後のおしりの部分が開く紙パンツをはいて、
その上から前で合わせる浴衣のような
人間ドックの時に着るような患者衣を来て準備完了。

初診の時もそうでしたが、
「患者さんが恥ずかしくないように」
という配慮がいろいろと感じられます。

点滴の時に痛くない様にというテープを張られて、
待合室で待つこと数分

前の手術の人が車イスに乗って出てきました。

待合室の家族の人に手を振るくらい元気な感じで、
ちょっと安心します。


いよいよ名前が呼ばれて手術室へ。


中へ入ると待合室や診察室の落ち着いた雰囲気とはちがい、
手術室っぽい感じ。

先ずは手術台に座って点滴の準備をします。

右手に針を刺して、点滴を装着。


この時、岩垂先生が

「これで横になったら眠っちゃって、次起きた時は回復室ですから。
 安心して任せて下さい。」

と声を掛けて下さいました。


「よろしくお願いします。」
と答えて、
患者衣の裾を持ち上げてうつ伏せに。


枕に頭を乗せて、顔を横向きに。

足の方が少し低くなってきたような。

紙パンツが破られているような。。。。





「○○さん、、、○○さん」「はい、、、、」




で、次に気がついたら回復室で寝てました。
posted by だいじろう at 18:52| Comment(0) | TrackBack(0) | 痔の日帰り手術体験記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

痔の日帰り手術当日(金曜日:手術後) 滞在時間は2時間半です。

名前を呼ばれたのは、
術後に麻酔の状況を確認するためだと思います。

前の人のように回復室への移動中に手を振る余裕などなく、
というよりたぶん寝たままでした。

名前を呼ばれてから回復室で起きるまで記憶がありません。

移動中まったく意識がなかったので、
面倒かけたかもしれません。


気がついたら看護師さんが傷の様子をみて
脱脂綿を取り換えてくれました。


看護師さんも信頼できる人で、
手術前の説明から術後の説明まで説明が分かりやすく、
こちらの質問にも的確に答えてくれるので、
非常に安心できました。


「もう少し休んでい頂いて、後ほど術後の説明をします。」


ということで、再度うつらうつら。

意識がだんだんはっきりしてくるとともに、
「ジーン、ジーン」
という感じで肛門のところがしびれてきました。

「ああ、やっぱり結構痛くなるのかな。」
などと思っていたところ看護師さんが来てくれて、
「痛みはどうですか?」と聞いてくれました。

「ちょっと痛くなってきました。」

と伝えたところ

「術後に先生が痛み止めの座薬も入れてくれているんですが、
痛いようであれば今日のお昼の分の痛み止めを処方しますね。」

ということで痛み止めの錠剤を飲ませてくれました。

そのまま更に10分くらい休んでいたでしょうか。

薬が効いてきて「ジーン、ジーン」も感じなくなってきたところで、
ガーゼの使い方と薬の飲み方の説明を聞いて回復処置は終了です。

「明日の朝の診察までは、なるべく排便しないようにして、
このままにしておいてください。

我慢できないような時は、脱脂綿を外して、
排便した後に脱脂綿をこういう感じでつけて下さい。

今はいているパンツは明日の診察後にご自分のものに
替えてもらいますので、それまではこのままでお願いします。

では、先生のお話がありますので、着替えて待合室でお待ち下さい。」


着替えようとして、
初めて自分が紙オムツをはいているのに気が付きました。

「なるほどね。」って感じです。


指示はなかったのですが
なんとなく替えのパンツを持ってきていました。

そんな心配要らなかったんですね。

どうりで手術前の説明書に書かれていない訳です。


もちろん紙オムツは初めてはきました。

紙オムツの上から普通にズボンをはき、
上着を着て、待合室で待ちます。

恐る恐る待合室のソファーに座ります。

当然のことながらソファー自体もやわらかめの座面なのですが、
特に痛みもなく座ることができました。

とはいっても何となく手で支えながらでしたが。

でも、これは痛いからというよりは、
心理的にそうしてた方が楽な感じがしたからです。


ちょっとして、名前を呼ばれ、説明室に。

先生にお礼を言うと、
「いやー、なかなか立派なものだったよ。」と言いながら
シャーレに入った切り取った「ブツ」を見せてくれました。

うーん。ちょっとグロ。

「この右のやつが特に大きかったね。でも大丈夫。

 うまく処置できてます。普通だったら入院なんだから、
 今日は静かにしていてくださいね。

 ちょっと強めの痛み止めも処方しておきますので、
 痛い時には飲んで下さい。」


ということで先生の説明も終わり、
あとは会計して薬をもらってすべて終了です。


薬は抗生剤と痛み止めと胃薬、
あとは耐えられない場合の強めの痛み止めです。

傷口を拭いたり、お尻に貼ったりするガーゼも
いっぱいもらいました。

「手術後の注意」というプリントも頂きました。
後で読み返せるので助かります。

診療所を出たのは12時10分でした。

滞在時間は2時間半です。
posted by だいじろう at 20:11| Comment(0) | TrackBack(0) | 痔の日帰り手術体験記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

痔の日帰り手術当日(金曜日:帰宅後) よく寝ました。

「なんか、あっ気なかったな。」

というのが手術の印象です。

なにしろ手術中のことが何も記憶にないですし、
滞在時間が全部で2時間半ですから、
当たり前かもしれません。

病院からはタクシーで帰りました。

タクシーの運転手さんとお話しする余裕もあるくらい。

家に着いたら12時半でした。

家についても「さすがにちょっと疲れたな。」
というくらいの感じでした。

ただし、奥さんに後で聞いたら、
客観的な目から見ると、
この日はちょっと「弱ってる」という感じだったとのことです。


本日は、
明朝の診察まで排便しない方が良いということと、
なるべく楽な姿勢で静かにしていてください
との指示でした。

食事も手術前の朝は抜くようにとのことでしたが、
前日まで特に制限もなく、
手術後もお昼から刺激的なものを避ければ
何でも食して良いとのことです。

私は
「明日の診察までなるべく排便しないこと」
という指示があったのと、
最初の排便がちょっと怖いなということもあり、
手術当日はあまり食べませんでした。

痛み止めが効いているのか、
肛門も歩く時に少し突っ張る感じがするものの
「痛い」という感じではありません。

薬を飲んで横になっていたら、
そのまま2時間ほど寝てしまい、
起きたら夕方でした。


午後6時前に先生から電話を頂きました。

金曜日 午前中:手術  夕方:電話ケア
土曜日   朝:診察
月曜日   朝:診察
がセットで日帰り手術を構成しています。

私の場合、
「特に問題ありません。」
ということを伝えただけだったのですが、

少しでも気になるようなことがあった場合に、
心配事を抱えて一晩過ごすようなことになったら
自宅で看護師さんもいない訳ですので、
心理的負担は結構大きいと思います。

先生と話ができて、
注意事項を再度言ってもらうだけでも
安心度はだいぶ違います。

電話も形式的なものではなく、
「あなたの場合は・・・」と
自分のことをケアしてくれているということが
感じられました。

病院側から見ても、
確率は低いとはいうものの可能性としてはあり得る
術後のトラブルを早期に把握し対処することは
重要なことだと思います。

(中には転んだりする人だっているかもしれませんし。)

日帰り手術という仕組みの
一つの重要なシステムなのかなと思います。


夕食もあまりとらず果物を食べて薬を飲みました。


薬のせいなのか、心理的に疲れたのか、
横になっていたらまた寝ちゃいました。

午後8時頃に起きて、
横になりながらテレビ見て本読んで過ごしました。

あおむけに寝ているとおしりが少し圧迫されるので、
横になっている方が楽なようです。

抱き枕を抱いているのも楽でしたのでお勧めです。


横になっていると、お尻の痛さは感じません。

歩いても突っ張る感じがするだけで
「痛み」というのを強く感じることはありませんでした。

痛み止めの効き方は個人差があるのだと思いますので、
一概には言えないと思いますが、
手術当日も割と普通に過ごせるのではないかと思います。


結局、手術当日で一番痛かったのは、
手術後の回復室での「ジーン、ジーン」でした。

でもこれも「痛かった」と言ったら申し訳ないような程度です。

手術した後だから「痛い感じがする。」ということ
だったような気もします。

いずれにしても、
なんとなく「痔の手術」ということから
連想する「痛み」には
まだ襲われていない感じがします。

前にも書きましたが、
「痔の痛み」で苦しんだ経験があまりないので
無責任なことは言えませんが、
「痔が痛い」という状況の時の痛みの方が
今回の手術後の痛みよりも圧倒的に痛いと思います。

夜中の12時過ぎに薬を飲んでまた眠りました。
posted by だいじろう at 20:22| Comment(0) | TrackBack(0) | 痔の日帰り手術体験記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年08月30日

痔の日帰り手術から2日目(土曜日:診察) あまり痛くありません。

手術後2日目です。

トイレもシャワーもできないので、
起きてすぐに診療所に向かいました。

昨夜は
さすがに昼間に寝すぎたせいで
夜中に起きたりしましたが、
痛みに悩まされるようなことは
ありませんでした。

9時半に診療所に入ると、
昨日手術をした人たちが既に来ていました。

何となくみんな明るい感じです。
手術の翌日だというのに
弱っている人は見当たりません。

たぶん、
みんなあまり痛くなかったんだと思います。(笑)

「ある程度は痛いのを覚悟していたのに、こんなに楽だなんて!」

あくまでも想像ですが、
なにかみんなそう叫んでいるような気がしました。


先ずは診察室に呼ばれて、
看護師さんにガーゼを外してもらいます。

初診の時のように、
パンツを膝まで下ろして横になる体勢です。

ガーゼがどんなことになっているのかは見ませんでした。

あとで紙オムツを脱いだ時に、
紙オムツにも少し血と浸出液のようなものがついていたので、
中の脱脂綿は結構大変なことになっていたのかもしれません。


そのあと先生の傷の処置です。

「あなたは昨日の患者さんの中で1位、2位をあらそう
 感じだったからね。でも、順調ですよ。」

肛門を少し広げて傷を確認するくらいで
痛くはありません。

そのあと痛み止めの座薬を入れてもらって、
先生の処置は完了です。

看護師さんに新しいガーゼをつけてもらって、
紙オムツを脱いで自分のパンツに履き替えて服を着ました。


少し待合室で待った後、説明室へ。

昨日の手術内容について再度ご説明頂くとともに、
今後の過ごし方についてのアドバイスを頂きました。

「あなたの場合は大脱肛というレベルだったから、
 普通なら最低でも2週間入院ですよ。
 まだベッドの中で痛みと闘っているところなんじゃないかな。」

次のイベントは最初の排便だからということで、

「あなたはひどい方だったから、苦しむといけないから、
 これまでの患者さんに聞いた楽だった方法を
 伝授しておくとね、・・・・。」

と実践的な対処方法なども教えて頂きました。


「昨日は1日に何人くらい手術されたんですか?」
と聞いてみたところ

「昨日は緊急の人もいたから10人以上だったかな。
 でも前の病院の時には
 1日に20人以上手術していたからね。

 ここでは人数を絞って、
 やり方を変えて一人一人丁寧に取り組むことで
 日帰りでできるようにしたんですよ。」

と教えて頂きました。

岩垂先生は
こちらの質問にもじっくり落ち着いて話して頂けるので、
安心して聞くことができます。

ここでお世話になって良かったなと思いました。


以上で2日目の診察は終わりです。


薬は、抗生剤と痛み止めと胃薬という初日の処方に、
便を軟らかくする薬と整腸剤が加わりました。

ガーゼもさらに追加です。

今日は「土曜日から日曜日以降にかけての注意」という
プリントを頂きました。

診療費は8,000円です。

posted by だいじろう at 20:44| Comment(0) | TrackBack(0) | 痔の日帰り手術体験記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

手術後2日目(土曜日:帰宅後) 滲出液が結構出ます。

手術当日に比べて、
帰りの道中はさらに元気で普段と変わらない感じでした。

紙オムツを脱いで、
その辺の違和感もなくなったせいかもしれません。

奥さんも帰ってきた時の顔が元気だったと証言しています。

自宅に戻って軽い食事をとって薬を飲みました。


そのあと例によって
本を読みながらゴロゴロしてたのですが、
ここで失敗しました。

痛み止めが効いてか痛みもあまり感じず、
昨日手術をしたという実感が少し薄れていたこともあり、
診療所で看護師さんにガーゼを替えてもらってから
放っておいたのですが、
気がついたらパンツに浸みてしまっていました。

あわててトイレでガーゼを外してみると、
ガーゼが滲出液でべっちょりです。

リンパ液らしいのですが、
茶色がかった黄色っぽい液体です。

真ん中あたりはピンクっぽくなっていて
肛門にあたっていた部分には赤く血も付いています。

改めて手術したんだなと実感しました。

思い切ってトイレの温水洗浄で洗ってみました。

一瞬、痛い感じがしたのですが、
それ程ではありませんでした。

お風呂に入ると良いということも聞いていたので、
そのあとお風呂にも入ってみました。

お風呂もしみることなく心地よい感じです。

確かにお風呂に入ると入っている最中だけでなく
その後も楽になりました。

素直に言うこと聞くもんですね。

お風呂の後には、
ガーゼで局部を拭いて、
自分で新しいガーゼをつけます。

ガーゼを二つ折りにしてテープで張り付けるのですが、
なかなかうまくできません。

とあり合えず外出するわけでもないので、
お尻にはさんでテープで留めました。

気になって見るようになってみると、
思っていた以上に滲出液がガーゼにつきます。

逆に痛みが無いのが不思議なくらいです。

この日は10回以上替えました。

体調的には動き回れそうですが、
外出するにはこれは困ると思います。

診療所で頂いた
「土曜日から日曜日以降にかけての注意」
のプリントには
「家事、すわり仕事は無理をしない程度になら可能です。」
とあります。

私は、
イスに座るのは抵抗があったので、
横になりながらパソコンしていました。

腹這いで、胸の下に枕を敷いて、
パソコンしている分にはまったく痛みもなく、
結構はかどりました。
posted by だいじろう at 20:51| Comment(0) | TrackBack(0) | 痔の日帰り手術体験記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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