名前を呼ばれたのは、
術後に麻酔の状況を確認するためだと思います。
前の人のように回復室への移動中に手を振る余裕などなく、
というよりたぶん寝たままでした。
名前を呼ばれてから回復室で起きるまで記憶がありません。
移動中まったく意識がなかったので、
面倒かけたかもしれません。
気がついたら看護師さんが傷の様子をみて
脱脂綿を取り換えてくれました。
看護師さんも信頼できる人で、
手術前の説明から術後の説明まで説明が分かりやすく、
こちらの質問にも的確に答えてくれるので、
非常に安心できました。
「もう少し休んでい頂いて、後ほど術後の説明をします。」
ということで、再度うつらうつら。
意識がだんだんはっきりしてくるとともに、
「ジーン、ジーン」
という感じで肛門のところがしびれてきました。
「ああ、やっぱり結構痛くなるのかな。」
などと思っていたところ看護師さんが来てくれて、
「痛みはどうですか?」と聞いてくれました。
「ちょっと痛くなってきました。」
と伝えたところ
「術後に先生が痛み止めの座薬も入れてくれているんですが、
痛いようであれば今日のお昼の分の痛み止めを処方しますね。」
ということで痛み止めの錠剤を飲ませてくれました。
そのまま更に10分くらい休んでいたでしょうか。
薬が効いてきて「ジーン、ジーン」も感じなくなってきたところで、
ガーゼの使い方と薬の飲み方の説明を聞いて回復処置は終了です。
「明日の朝の診察までは、なるべく排便しないようにして、
このままにしておいてください。
我慢できないような時は、脱脂綿を外して、
排便した後に脱脂綿をこういう感じでつけて下さい。
今はいているパンツは明日の診察後にご自分のものに
替えてもらいますので、それまではこのままでお願いします。
では、先生のお話がありますので、着替えて待合室でお待ち下さい。」
着替えようとして、
初めて自分が紙オムツをはいているのに気が付きました。
「なるほどね。」って感じです。
指示はなかったのですが
なんとなく替えのパンツを持ってきていました。
そんな心配要らなかったんですね。
どうりで手術前の説明書に書かれていない訳です。
もちろん紙オムツは初めてはきました。
紙オムツの上から普通にズボンをはき、
上着を着て、待合室で待ちます。
恐る恐る待合室のソファーに座ります。
当然のことながらソファー自体もやわらかめの座面なのですが、
特に痛みもなく座ることができました。
とはいっても何となく手で支えながらでしたが。
でも、これは痛いからというよりは、
心理的にそうしてた方が楽な感じがしたからです。
ちょっとして、名前を呼ばれ、説明室に。
先生にお礼を言うと、
「いやー、なかなか立派なものだったよ。」と言いながら
シャーレに入った切り取った「ブツ」を見せてくれました。
うーん。ちょっとグロ。
「この右のやつが特に大きかったね。でも大丈夫。
うまく処置できてます。普通だったら入院なんだから、
今日は静かにしていてくださいね。
ちょっと強めの痛み止めも処方しておきますので、
痛い時には飲んで下さい。」
ということで先生の説明も終わり、
あとは会計して薬をもらってすべて終了です。
薬は抗生剤と痛み止めと胃薬、
あとは耐えられない場合の強めの痛み止めです。
傷口を拭いたり、お尻に貼ったりするガーゼも
いっぱいもらいました。
「手術後の注意」というプリントも頂きました。
後で読み返せるので助かります。
診療所を出たのは12時10分でした。
滞在時間は2時間半です。
posted by だいじろう at 20:11|
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